同じバイメタルという材料を使っているのに、どうして温度パワーセンサーは長寿命・小ディファレンシャルになるのですか?
よくあるご質問

製品について

Q
同じバイメタルという材料を使っているのに、どうして温度パワーセンサーは長寿命・小ディファレンシャルになるのですか?

プロテクターサーモの多くはバイメタルを球面状に成型したバイメタルディスク素子を使っています。
しかし、バイメタル素材はバネ材ではないので、ディスクの反転動作のような大きな内部ストレスを受けると、初期シボリ深さがだんだん浅くなってしまいます。つまり設定温度が、低温側に変化してしまうのです。また、何万回も繰り返し動作するとストロークが小さくなるので不動作になってしまうものも発生します。

温度パワーセンサーはバイメタルを平板のまま使うので内部応力を受けない使い方です。つまり、1,000万回の温度サイクルに対しても必ず初期の場所に戻ります。
そして、跳躍動作は高性能のバネ材(ベリリウム銅)を使います。しかもバイメタルは感度を上げるために2枚使うので、ディファレンシャルはディスクタイプの1/2から1/4まで小さくすることができるのです。

温度パワーセンサーの動作が動画つきでご覧頂けます。
温度パワーセンサーって何?

ページの先頭に戻る