可変式サーモスタット(バリアブルサーモ)
温度パワーセンサー

可変式サーモスタット(バリアブルサーモ)

バイメタル式温度可変サーモスタットは、従来、本体から直接可変軸が出ている形状が主流でした。しかし、このシリーズはサーモスタット本体が小さなケースに納まっており、離れたところにある可変抵抗器(ボリューム)の抵抗値を変えることによって、設定温度を連続的に変化させることが出来る新型の可変サーモスタットです。
可変式サーモスタット(バリアブルサーモ)

製品一覧

MQT11HV
MQT11LV説明
2amp.の標準型MQT8タイプを可変型に応用したもの
35x17x6mm
MQT11HV寸法図
M2V
M2V説明
5amp.のM2F型を可変型に応用したもの
46x22x7.5mm
M2V寸法図
寸法は温度パワーセンサー5Amp.シリーズ M2Fと同一です。
(但し、リード線は3本になります。)

動作原理

本品はサーモスタットの傍らに発熱体として抵抗器を内臓しており、流す電流を外部の可変抵抗器で変えて、サーモスタットの動作温度にいわばバイアスをかけて目的を達するような構造です。即ち、電流を多く流すように可変抵抗器を加減するとサーモスタットの予め設定されている温度に達する前に動作し、電流が流れないように可変抵抗器を加減するとサーモスタットの設定温度で動作します。
従って設定温度と最大電流を流す可変抵抗器による動作温度の間が温度可変幅となります。内臓した抵抗体の発熱温度が可変幅を決定します。従って本品はサーモスタットの標準のリード線と制御用の別のリード線があり、都合3本となります。

温度感知部内部構造(MQT11LVの例)

温度感知部内部構造(MQT11LVの例)

回路結線図

回路結線図

可変・熱体系図

可変・熱体系図

本システム発注の手引き

1.本システムは風が強く当たるなど、ケース内で発熱させた熱が外部に多く奪われるような条件では成立しません。従って、暖房マットのように熱が内部にこもるような用途で実力を発揮します。
2.VRとRの抵抗値は電圧と温度可変幅に従って、決定する必要があります。数種類の代表例を準備していますが、用途に合わせた特注が必要になる可能性があります。
3.VRは市販のB特性のものは使えません。D特性または、それと類似のものを使う必要があります。
4.実験・特注製作に時間がかかり、少量製作には向きません。
5.少なくとも、1,000個以上の発注が予測できる場合のみ受注いたします。

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