温度制御の技術情報
温度パワーセンサーの熱時定数
技術資料温度パワーセンサー(TPS)
カタログPDF (178KB)
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サーモスタットが、どれ位の速さで周囲温度に馴染んでいくかは気になるところです。物体はすべてそれ自身が熱容量を持っており、一般的には大きいものは周囲の温度に同化し難く、小さいものは周囲温度に馴染み易いのです。また熱伝導性のよいものは馴染み易く、熱伝導性のわるいものはなかなか馴染みません。馴染みの善し悪しは、熱時定数で表します。
温度パワーセンサーのMQT8シリーズの熱時定数を測定してみました。熱時定数は(温度変換巾の60%に達する時間で表します)差表に示すように、温度変化巾が大きくても小さくても、物体が同じで測定条件が同じなら同じ数値を示します。MQT8シリーズを風速1〜1.5mの空気中で測定した熱時定数は102秒、M2は160秒、M3は195秒、M2HAは155秒です。
空気と水では水の方が物体 から熱を奪い易いので水中で測定した熱時定数は小さくなります。
温度パワーセンサーのMQT8シリーズの熱時定数を測定してみました。熱時定数は(温度変換巾の60%に達する時間で表します)差表に示すように、温度変化巾が大きくても小さくても、物体が同じで測定条件が同じなら同じ数値を示します。MQT8シリーズを風速1〜1.5mの空気中で測定した熱時定数は102秒、M2は160秒、M3は195秒、M2HAは155秒です。
空気と水では水の方が物体 から熱を奪い易いので水中で測定した熱時定数は小さくなります。